バリ島で7月24日、210日ごとにウク暦に沿って行われるバリヒンドゥー教の祝日「ガルンガン(Galungan)」を迎えた。
ガルンガンとは、日本の迎え盆のように先祖の霊が帰って来るとされる重要な祝日。ガルンガンを迎えるための儀式は1週間ほど前から始まり、前日のプナンパハンはガルンガンを迎えるための準備をする日となる。
プナンパハンの当日または前日に各家庭の玄関先にペンジョール(penjor)という、竹でできた飾り付けを行う。このペンジョールを目印にして先祖の霊が自宅に帰って来るとされている。このペンジョールは35日間、立てたままにしておく。
ガルンガン当日、人々は朝に沐浴を済ませて体を清めた後、クバヤで正装して村の寺などにお参りし、お供えをするのが一般的。
ガルンガンから数えて10日目になる8月3日がクニンガン(Kuningan)という日になる。これは神々や先祖の霊を天上に送る日になるので、午前中に家の寺や村の寺に参拝に行く。
ガルンガンの期間はペンジョールが道いっぱいに立ち並び、きれいに正装した人々が供え物を持って寺に参拝に行く姿を見ることができる。