バリ島サヌール地区の住宅で9月11日、エチオピアの新年を祝う集まりが行われた。
この集まりを主催したのはエチオピア出身のHaimanot Wolf さん。オーストリア人の夫と共にサヌール地区で暮らし、友人らの間ではHAIMIさんの愛称で親しまれる。
エチオピアは独自の暦を用いており、今年は2010年となる。「主人の仕事の関係で転勤が多いが、母国の文化・慣習を大切にしている」と話すHAIMIさん。民族衣装を身にまとい、集まった友人らにコーヒー豆を炭火で煎(い)って振る舞った。
「郷里を離れても文化や伝統を大切にしたい。子どもたちにはそれを誇りにしてほしい」と話すHAIMIさん。
国際色豊かなバリ島にあっても、エチオピア出身の在住者は数少ない。この日集まった招待客らはエチオピアの文化に触れ、共に新年を祝った。