バリ島アグン山で噴火警戒警報 避難住民ら助け合う

多くの避難住民が不安な夜を過ごす

多くの避難住民が不安な夜を過ごす

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 バリ島東部のアグン山で火山性の地震と噴火の予兆と見られる白煙が観測され、9月21日夜に住民らが避難した。

避難所には生後28日目の乳児の姿も見られる

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 サヌール地区の避難所では翌22日から避難住民らの収容を開始。収容人数は86家族、291人。カランガッセム県のクブ地区、チュギ村から避難した住民で、今後さらに増えると見られる。タンパックシリングやキンタマーニでは多数のグループが援助を待っているという。

 サヌール地区ではカウ村に新設されたオープン前の村の施設(Jl. Danau Tempe 1, Sanur)を臨時の避難所として開放している。

 1963年3月にも噴火のため避難してきた多くの被災者を保護した経験のある同村では、チュギ村のNengah Toya村長からの受け入れ要請を快諾。デンパサール市長と協議して、建築が終了したばかりの同施設を避難所として開放した。

 避難所ではボランティアらによる支援が行われ、応援物資が徐々に集まり始めているという。

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