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バリ中央子ども園で初の卒園式 日本の教育方式と組み合わせ

卒園式

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 バリ島のレノン地区にあるYayasan Satu Cahaya (Satu Cahaya 財団)が運営する「PAUD Central Bali」(バリ中央子ども園=Jl. Tukad Badung XIV no 7)で6月13日、第1期卒園式が行われた。

バリ舞踏を披露するArwenちゃん

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 2016年7月に正式に開園した同園の母体は、福岡県太宰府市で1979(昭和54)年に発足した社会福祉法人一光福祉会。哲学者、森信三の教えである「時を守り、場を清め、礼を正す」を基本に、「時間を守る」「清潔にする(園児は保育士と一緒に園内清掃に当たる)「あいさつができる子どもになる」を教育方針に掲げる。

 バリ島の子どもたちの明るい笑顔、文化伝承を重んじる日々の生活に触れ、バリ島の良いところと日本の幼児教育方式を組み合わせて、将来を担える子どもたちを育てたいとバリ島での開園を決意。現在53人の園児がくま組、うさぎ組、あひる組で学ぶ同園。週1回のリトミック教室では日本の手遊びを通してリズム感を教えるなど現地では珍しい教育を取り入れている。

 第1期卒園生は1人で、開園と同時に入園したきりん組のPutu Indra Arwendya Varalaksmi(通称Arwen)ちゃん(6)。

 Arwenちゃんの母親は「入園する前はとても恥ずかしがりで同年代の子どもたちと一緒に遊ぶこともできない子だったが段々と変わってきた。自信を持つようになり、今ではたくさんの友達と楽しそうに遊んでいる」とほほ笑む。

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