天気予報

27

24

みん経トピックス

バリ島でコスチュームライドバリ島の多国籍料理店刷新

インドネシアの女性解放活動家をたたえる バリ島でも式典

インドネシアの女性解放活動家をたたえる バリ島でも式典

デンパサールの幼稚園の祝賀会

写真を拡大

 インドネシアの女性解放活動家ラデン・アジェン・カルティニ(Raden Adjeng Kartini)の誕生日を祝う式典が4月21日、インドネシア全域で行われた。バリ島でもデンパサールの幼稚園やサヌール地区の婦人会などで祝賀会が行われ、多くの女性らが参加した。

サヌール村婦人会の式典の様子

 『カルティニの虚像と実像―1987年編カルティニ書簡集の研究』(富永泰代著)によると、カルティニは1879年4月21日インドネシア 中部ジャワの上流階級家庭の生まれ。当時のインドネシアでは女性には教育は必要ないとして、学校で勉強することが禁じられていた。だが、カルティニは開明的な父親の許しでオランダ人が通う学校に就学を許可され、13歳で小学校を卒業。その後は進学を熱望したが、初潮を迎えた女子は結婚まで閉居生活を送るという貴族階級の慣習に従い、6年間自宅のみでの生活を送る。その間、オランダ領東インド政庁の教育・宗教産業局長だったアベンダノンに宛て、女性の地位向上や古い因習からの解放、教育の重要性を訴える手紙を送り続けた。

 結婚によって閉居生活から解放された1898年以降は、女性解放に向けて自宅に小さな学校を開校するなどの活動を始めた。しかし25歳で他界、カルティニの死後、学校は閉校された。

 カルティニからの手紙を保存していたアベンダノンはそれらの手紙を一冊の本「闇から光へ」にまとめて出版。全て印税を「カルティニ学校」建設に充てた。

 1964年にカルティニはその功績をたたえられ、国家独立英雄として勲章を受章。現在もインドネシア女性解放運動の先駆者として、毎年カルティニの誕生日である4月21日はインドネシア全土で祝賀会が催されている。

グローバルフォトニュース