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バリ島の助産院が被災者受け入れ 世界に向け寄付を呼び掛け

受入れた避難住民には12人の妊婦も含まれる

受入れた避難住民には12人の妊婦も含まれる

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 バリ島ウブド地区の助産院「ブミ・セハット」(Yayasan Bumi Sehat)が、アグン山噴火のために避難している住民らの受け入れを始めた。

避難住民の受入れ数は日々増えている

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 同院は助産師のロビン・リムさんが貧しく助けが必要な妊婦のために無料でお産の手伝いを始めたことから活動がスタート。その後、地域コミュニティーの求めに応じる形で一般医療や巡回・訪問医療を始めた。24時間365日、無料で質の高い医療サービスを提供している。これまでにおよそ8500人の赤ちゃんを取り上げ、23万人の医療に貢献している。この活動は同院の活動に賛同する世界各地の人々からの寄付で支えられている。

 「バリ島ではこれまでに2つの小さな噴火があり、火山学者は噴火による火砕流によって危険な状態になることを恐れている。これは10万人以上のバリ人にとって、無期限にホームレスになることを意味する。寄付は、ブミ・セハットが避難住民に1日3回の健康的な食事と医療を提供すること、苦しみを軽減することに役立つ」とロビンさんは話す。

 同院は現在135人を受け入れている。そのうち12人の妊婦が無事に出産を終えた。

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