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バリ島噴火の警戒区域からの避難者ら、避難所近くの清掃活動に参加

避難者と地元住民らが協力して清掃作業を行った

避難者と地元住民らが協力して清掃作業を行った

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 バリ島アグン山の噴火の恐れにより、警戒区域に指定されたエリアから避難した住民らが、避難所周辺にある川の清掃活動に参加した。

作業を見守る子どもたち

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 避難者らが参加したのは「Goton royong」と呼ばれる共同奉仕活動で、10月1日の早朝に行われた。場所は避難所近くのLOLOAN川一帯のエリアで、サヌールのカウ村に設けられた避難所で生活する避難者と地元住民らが共同で行った。

 現在、同避難所で避難生活を送っているのはカランガッセム県BAN村からの避難者ら約350人。いつまで続くのかわからない不安な避難生活を送っている。

 一方、受け入れ側の地域住民らの負担も日に日に高まってきている。「避難者が地域に貢献していることを行動で表すことで、地域住民の理解を得て、互いの絆を強める」ことを目的に、カウ村のアダ村長が計画した。

活動には早朝にもかかわらず約200人が参加して、川辺の清掃に汗を流した。「共同作業をすることによって、互いに気持ちが通じることを願っている」とアダ村長は話す。

 バリ州政府の発表によると、アグン山噴火の恐れに関連した避難者の数は9月29日現在で14万4000人に上るという。

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