バンコク、香港、クアラルンプールと東南アジアを中心に展開し不思議な世界観を演出しているバー「ザ・アイロン・フェアリーズ」が11月29日、バリ島クロボカン(Jl. Petitenget No.19x, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara)にオープンした。
まるで異空間に入り込んだかのような幻想的な雰囲気の同店は、元鉱山労働者だったオーストラリア人のアッシュレー・サットンさんが数年前に発表した絵本「ザ・アイロン・フェアリーズ」が基になっている。地下鉱山の暗く閉ざされた空間で働く労働者が「鉄の妖精」を鉄鉱石から作り出す不思議な魔法の物語。
店のデザインは絵本の筆者自らが手がけ、その独特な世界観を忠実に再現している。異世界へと続く地下通路を思わせる通路を抜けると、広々とした秘密の地下空間のような世界が広がっている。店内の装飾品は鉱山の作業場を思わせる鉄の道具などで埋め尽くされ、壁に飾られている大小さまざまな歯車などは全て動くのでリアリティーがある。天井からつるされているたくさんの小瓶に入ったカラフルな妖精の粉や、「鉄の妖精」の姿も至るところに存在する。
同店ではアルコール類とウエスタン料理を提供。座席にはパッケージ料金があり、最低使用料金はそれぞれの席のタイプにより異なる。グランドレベルのゴブリン・グローブ(2人席)=平日Rp.200万、週末Rp.300万(最大4人まで可能)、フェアリー・リング(4人席)=平日Rp.300万、週末Rp.400万(最大6人まで可能)、ピクシー・プレイス(6人席)=平日Rp.400万、週末Rp.600万(最大8人まで可能)、ファーネス(8人席)=平日Rp.800万、週末Rp.1,000万(最大10人まで可能)など。
ライブミュージックは毎日20時~23時(生演奏の後はDJ)。営業時間は、平日=19時~翌3時、土曜・日曜=19時~翌4時。
12月いっぱいは予約なしでの入店できるが、12月31日のイベント「NYE(ニューイヤーズイブ)」は要予約。鉄の妖精やTシャツなどのオリジナルグッズも店内で扱う。