クタのカルティカプラザ通りにあるディスカバリーモール(Jl. Kartika Plaza, Kuta)で3月10日~12日の3日間、ミニオゴオゴ・コンテストが開催された。
「オゴオゴ・パレード」はバリ島中の邪気を払う儀式の一つで、毎年ニュピ(サカ暦の元日)の前夜に行われる。各集落で作られた数メートルもある巨大な悪霊を象った人形をみこしのように担ぎ練り歩くもので、大勢の観客でにぎわう毎年の伝統行事。おどろおどろしいものからユーモラスなものまで、さまざまなオゴオゴが登場する。
今年のニュピは3月22日。集落の若者たちによるオゴオゴ作りが急ピッチで行われている中で、同コンテストが開催された。ニュピが近づくとスポンジで作られた子ども向けのかわいらしいミニ・オゴオゴが売られているのを目にするが、このコンテストに出展しているものは、綿密に作られたアート作品ばかり。大人の部と子どもの部だけで60作品以上、絵画を合わせて100作品にも及んだ。
コンテストはバリの芸術家たちによる審査の他、一般も5,000ルピアで2作品まで投票。開催初日にはバリ島の人気アーティスト「グステジャ・ワールドミュージック」によるパフォーマンスもあり、コンテストを盛り上げた。