バリ島レギャン地区のクタビーチ通りに2月1日、和食居酒屋「大東京酒場」（Jl.Pantai Ku-ta,）がレギャンビーチの目の前にあるプルマンホテルに併設されるかたちでオープンした。

お薦めの冷やしラーメン

　経営するダイセイグループは、ジャカルタ市内に飲食店16店舗を経営するほか、リテール事業や不動産業も手がける。CEOの竹谷大世さんの両親が1985年、ジャカルタで始めた居酒屋「キラキラ銀座」からスタートした。その後、日本の割烹（かっぽう）料理店で修業を積んだ竹谷さんが2002年に引き継いでからは、飲食店にとどまらずグループ企業へと成長した。さらに、日本の市ヶ谷で「大東京酒場」を経営している鈴木浩一社長との出会いがきっかけで業務提携し、オープンしたジャカルタ店は行列のできる人気店になっている。

　その支店がバリ島にオープンした。通りを挟んだ先はレギャンビーチという好立地に位置する。席数は90席で、屋内と半屋外に分かれる。2階もある屋内エリアの客席はジャカルタ店同様、格子で区切った個室タイプでエアコン完備。通りに面した半屋外エリアは、ちょうちんが目を引く。

　メニューはジャカルタ店同様、串焼きなど日本の居酒屋らしいメニューがあるほか、焼き肉、ラーメン、ご飯物などをそろえ、米好きのインドネシア人の胃袋を満たしている。インドネシアではなじみの薄い焼き肉はやけどをする人もいるため、焼いた物を出している。全メニューとも竹谷さん自身が監修している。「バリ島1号店をオープンできてうれしい。ここは外国人観光客も多く、ジャカルタとでは客層が全く違うので、しばらくは時短営業で徐々に長くしていきながら、ニーズに合ったサービスを展開していきたい」と話す。

　営業時間は17時～22時。