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バリ島で環境保護イベント マングローブの苗木5000本植樹

関係者による植樹と記念撮影

関係者による植樹と記念撮影

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 インドネシアの大手タバコメーカー「ジャルム」の環境保全財団「ジャルムTrees for Life」が8月31日、バリ島内の学生たちを招待し5000本のマングローブの苗木を植樹するイベント(Kawasan Hutan Mangrove Suwung Kauh)を行った。

潮が引きぬかるんだ場所での植樹

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 同財団は2008年、マングローブの生態系保護プログラムをスタートし、過去14年間でインドネシア国内で100万本以上のマングローブの苗を植え、大学や行政と協力し調査も行っている。2010年からはジャワ島の東海岸からスマトラ島までの有料道路の街路樹を15万750本植樹するなどの植林活動も行っている。

 インドネシアは世界一のマングローブ保有国。CO2を多く吸収するマングローブは温暖化対策にも有効とされる。生物多様性、防災などさまざまな地球環境の改善に重要な役割を果たすことから、インドネシア政府はマングローブの保全、保護に力を入れている。11月にバリ島で開催されるG20では、ジョコウィ大統領がマングローブ保全の必要性を呼びかけ、各国の首脳らとングラライ・マングローブ森林公園を見学する予定にもなっている。

 この日のイベントは朝から夕方まで行われた。午前中はごみ問題などの環境保護活動に取り組むバリのミュージシャン、グデ・ロビーさんによるワークショップを開き、午後にはバリ島州知事秘書のグデ・インドラ・デワプトゥラさんが来場し式典を開催。州知事の言葉を伝えた。同財団副社長はじめ、農業大学教授、環境林業省局長、若者代表として女優のナナ・ミルダさんも加わり、「私たちの未来を取り戻す」をテーマにしたトークショーや、学生からの質問に答える質疑応答なども行った。

 式典の冒頭で同財団のFX スパンジ副社長は「地球は私たちに何も語らないが、環境破壊が進んでいる現状を嘆き悲しんでいることだろう。私たちはこの地球を守り、救うべく活動をしなければならない」と述べ、「インドネシアは22.6%のマングローブ面積を持ち、これは世界最大。マングローブは普通の樹木よりも多くのCO2を吸収するという点でも、気候変動の影響を軽減させる中心的な役割を果たしている」など、マングローブ林の大切さを参加した学生たちに伝えた。

 環境林業省局長のレトナワティさんは「インドネシアがマングローブ保全保護の世界の見本となるよう、皆さんと共に理解を深め活動をしていこう。私たちはマングローブがどのエリアにどのくらいあるのかなどを把握しているので、もし皆さんが植樹をすることがあれば、まず問い合わせほしい」と話した。

 一日をかけて環境保護の必要性やマングローブについて多くを学んだ学生たちは、関係者と共に5000本の苗木を植えた。

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