ウブドのサンギンガン通りにある日本食レストランの「萬まる」(Jl. Raya Sanggingan Tel: 0361972519)が8月26日、2年半ぶりに営業を再開した。
「萬まる」はバリエーション豊かな日本食をリーズナブルな料金で提供する店として、2007年のオープン以来、ウブドで人気を集める和食レストラン。席数は約50席。
2015年に上映された、バリ島が舞台となった映画「神様はバリにいる」では撮影期間中、撮影スタッフやキャストへの食事のケータリングサービスを行ったり、実際に店内が撮影場所にもなったりした。
世界的な日本食ブームでインドネシア国内や欧米の観光客が増えたことに加え、映画のロケ地にもなったことから日本からの観光客がバスで訪れるほどのにぎわいを見せていた同店だが、コロナ禍で状況が一転。観光客が消えたバリ島で店を構える同店も無期限の休業を余儀なくされていた。
マネジャーのプトゥさんは「数カ月前に営業再開の話を聞いたときは、ようやく仕事ができるといううれしさがこみ上げ率直にうれしかった。店の改修工事を行ったうえ、ほとんどが新しいスタッフなので一から教える必要もあり大変な面もあったが何とか再オープンの運びとなった。これからもお客さまに喜ばれるものを提供し続けていきたい」と思いを語る。
再オープンした現在、刺し身やすし以外のメニューは全て提供しているほか、ウブドエリアの無料送迎も行っている。
営業時間は12時~22時。ガルンガン、クニンガン、ニュピなどの祝日以外は無休。