バリ島スミニャックのメイン通りに位置するホステル「Mボックス」(Jl. Raya Seminyak No.19)が6月、コロナ禍を経て再オープンした。
2014年にオープンした「Mボックス」は171のベッドがあり、バリ島では珍しいカプセルホテルの先駆け的存在。低価格に加え、使いやすさや清潔感、さらにスミニャックのメイン通りという好立地も重なり連日大勢の宿泊客でにぎわっていたが、コロナ禍の影響で海外からの観光客が途絶え、2020年、休業を余儀なくされた。
オーナーのトニーさんは「人が住まなくなった家は劣化が進むように、コロナ禍で宿泊客がいなくなったこの施設も傷みが進み、先の見えない厳しい状況の中で不安もあったが少しずつ修理、メンテナンスを続けてきた。ベッドも全て交換して、こうして再オープンすることができた。観光客が戻りつつあるバリ島の今後に期待している」と話す。
マネジャーのマルコさんは「宿泊客は1階のレストラン&バーの料金が15%引きで利用できるほか、週3回、フリーピザのサービスも行っている。ここでピザを食べながら宿泊者同士の交流の場になれば」と期待を込める。
部屋はポッドルーム、キャビンルーム、6ベッドルーム、プライベートルームと4つのカテゴリーがあり、料金は朝食付きでRp.11万~Rp.30万(=日本円で約1,000円~3,000円)ほど。プライベートルーム以外はトイレやシャワー、洗面所は共同スペースを利用。再オープンした現在は、欧米人を中心に宿泊者が着実に増えている。