バリ島の観光客に人気の高いウブド王宮のプリサレン宮殿(Jl.Raya Ubud)で行われるバリ舞踊鑑賞が4月10日から毎晩開催となり、連休に入ったことからにぎわいを見せた。
イスラム教の断食明けのレバラン連休で、バリ島内の観光施設はどこも久々に活気を取り戻した。その一つが、観光客に人気の高いウブド街中心のプリサレン宮殿で行われる「バリ舞踊。
コロナ禍で全く開催できない時期も長く続いたが、緊急活動制限期間中は週1~2回と状況に応じ開催。上演する舞踊団と演目は曜日で異なるため、レバラン連休中の観光客増加を見据え徐々に準備を進めてきた。
5月4日はパンチャ・アルタ・トロープ舞踊団によるインドの叙事詩「マハーバーラタ」を題材とした「レゴン&バロンダンス」。会場にはインドネシア国内の観光客だけでなく、欧米観光客の姿も多くあり、観客数は100人を優に超えていた。コロナ前の観客収容可能人数は200人以上だったが、現在は約150人までとなっている。
王宮スタッフのグスティ・プトゥ・レンドラさんは「この2年間、ウブドは閑散として本当に厳しい状況が続いていた。今こうして再びたくさんの観光客が訪れ公演を見てもらて、とても感慨深い。ウブドエリアの宿泊施設も予約が徐々に増えていると聞いている。バリ島がまた元気になり、皆の生活が潤えるようになってほしい」と期待を込める。
上演時間は19時30分~21時。料金は10万ルピア。