音楽ショーやフードフェスティバルから成り、例年15万人が集う「第14回Sanur village festival(サヌール・ビレッジフェスティバル)」が8月21日~25日の5日間、Matahachi Terbit Beachで開催されている。
サヌールはバリの国際空港からわずか25分。白い砂浜が人気の観光地。今年のテーマは「Dharmaning Gesing(ダルマニング・ゲージング)」。日常生活における「竹の役割」を意味する。
竹は、バリ人が日常生活で最も一般的に使う植物の一つで、特に宗教的な儀式や伝統的な建築にも使われる。深い哲学的な意味があり、年を取ると強くなり根と新芽が強い結束を形成する。これがサヌールコミュニティーの精神とつながりを表す。会場では、竹で作った人形のオブジェが来場者を迎える。
人気はフードフェス。5つ星ホテルや地元の人気店の味が屋台で通常の価格よりも低い価格で提供するとあり、にぎわいを見せている。
同フェスは5日間の音楽とフードのイベントだけではなく、アートと写真の展示会、トライアスロンや子ガメの海への解放、600人が集うビーチの清掃など、地元住民や観光客が参加する環境活動は10月まで引き続き行われる。
実行委員のBudiさんは「このフェスは地元の文化を伝えていくことも大切にしている。ステージでは各村の音楽チームが出演している。年々規模が大きくなり、今やインドネシアのカレンダーに載るほど認知されるようになった」と話す。
入場無料。