バリ島の「Warung Sanur Segar」(Jl. Danau Toba no 11, Sanur)が今年で3周年を迎えた。Jl. Danau TobaからJl. Pantai Sindhuに入りすぐ右側の数軒を連ねる店の一軒。見逃してしまうほど小さな店構えなので店先に置かれた植木鉢と青い壁が目印となる。
スマトラ島出身のLianさんが一人で店を切り盛りする。Lianさんがバリ島に移り、同所に店を構えたのが5年前。ナシ・チャンプールのワルンとして開店したが、当初は売れ残りが多かった。次に挑戦したのがスパゲティ専門店。客足は一向に伸びなかった。次に売り出したのが「フィッシュ・サンドイッチ」だが、これも数カ月で断念。5年契約で借りた店舗。何とかしなければ、と知恵を絞った結果ひらめいたのが「メキシカンスタイル」の軽食。
ワルン名の「Segar」は「新鮮な」という意味。新鮮な野菜を豊富に使ったタコス、ブリトー、ラップやサラダなど。トルティーヤ、スパイシーソースやペストソースもLianさんが作る。「作り方はユーチューブを見て覚えた」という。
テーブル2卓だけの小さな店は10人で満席になる。混み合ってくると客が少しずつ詰めて席を譲り合う。店頭の冷蔵庫で冷やされたココナツにドリルで穴を開けて提供する「Kelapa Mudah」も新鮮。今では人気店となり常連客も多い。
営業時間は11時~19時で、売り切れたら閉店。ニュピ(Nyepi=サカ暦の元日)のみ休業。ただし、不定期にスマトラ島の夫に会いに帰る間は閉店となる。