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バリ島で歯を削る「成人の儀式」 家族らが見守る中、盛大に

成人の儀式に参加したグデーさんと妹のプトゥリさん

成人の儀式に参加したグデーさんと妹のプトゥリさん

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 バリ島のインターナショナルスクール「グリーンスクール」(Jalan Raya Sibang Kaja, Abiansemal, Badung )に通うグデーさんとプトゥリさんの兄妹が1月17日、日本の成人式に当たる儀式「ポトンギギ」を行った。場所はバリ島バトゥブラン地区にある兄妹の自宅。

マペンタゴンの様子

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 ポトンギギは「ムタタ キネンブラン」とも呼ばれ、大人への第一歩を踏み出したことを意味するバリヒンズー教の中でも重要かつ神聖な儀式の一つ。僧侶が祈りを行った後にヤスリで犬歯を削り、理性ある大人になると考えられている。家族や親戚らが見守る中、盛大に行われる。多くのお供え物が必要で多額の費用がかかるため、村全体で行うことも多い。

 儀式を行った兄のグデーさんはグリーンスクールの12年生。卒業後は「ビジネスとインターナショナルリレーションの分野を勉強したい。そしてお父さんのビジネスであるマペンタゴンを続けて、世界に広めたい」と話す。

 マペンタゴンとはバリ島の総合格闘技を中心としたエンターテインメント施設。グデーさんの父が2003年にアイデアを確立し、2012年にスタートした。現在はグリーンスクールのカリキュラムの一つとして取り入れられているほか、世界各地から多くの参加者が精神的な向上と癒やしを求めて集まる。

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