雨季を迎えたバリ島で道路の冠水が相次いでいる。
12月18日は前夜からの激しい雨のため、バリ島各所で道路の冠水が見られた。特にサヌール地区では浸水の被害が出た。
バリ島では大雨の度に冠水や浸水の被害が起きる。その原因の一つに月との関係が挙げられる。新月になると海面の水位が高くなるため、満潮時になると雨水で水かさが増した河川水が押し戻されてしまうという。
道路の排水溝にゴミを捨てたり、排水路でゴミを燃やしたりする習慣が残っているため、大雨が降るとゴミが詰まって流れが遮られてしまうことも原因として挙げられている。浸水被害に遭った海岸沿いの店舗では、海水と共に流れ込んだ砂の掃除に追われる。ここ数年、降水量の少なかったバリ島だが、この雨季の降水量は例年になく多くなっている。