「バリ島で彼の音楽を耳にしない日はない」と言われるミュージシャン、Gus Tejaさんのニューアルバム発表会が10月5日、テガララン地区の「Kumulilir」で開催された。
Tejaさんの音楽はバリ島のホテル、レストランなど至るところで使われ、特にここ数年は「GUS TEJA WORLD MUSIC」がバリ島の庶民の間で幅広く支持され、親しまれている。ニューアルバムの発表会は「Kumulilir」の緑あふれるテラスを会場に行われた。会場にはおよそ60人が集まり、ニューアルバムから新曲5曲が演奏された。
「SUNDARA」と名付けられたニューアルバムはサンスクリット語で「美しい」を意味する。「命を授けってくださった神へ、そして変わりなく続く友情、妻と子どもたち、美しいバリの自然への感謝を込めた」という。Tejaさんのこれまでのアルバムとは異なり、ギター演奏のみをバックに、自身が手作りした縦笛とオカリナを演奏する。「GUS TEJAの音楽は彼自身。素朴で謙虚。名声を得ようとポピュラーな曲作りに励む他の多くの音楽家とは異なる。心に響く彼の音楽を大切にし続けてほしい」と招待客の一人、リンダさんは話す。
Tejaさんは2008年、「Gus Teja World」をスタート。2009年に初のアルバムを発表。「Morning Happiness」がヒットし、以降、2011年、2015年と発表したアルバムはヒットを続けている。Tejaさんはまた、アグン山噴火の恐れのため避難している住民らの避難所を訪問し演奏するなどの活動に取り組んでいる。