バリ島サヌール地区のビーチで8月、多くの見物客が見守る中、ウミガメが産卵した。
ウミガメが産卵した場所はサヌール地区のMERTASARIにあるCafe Kusumaの前の浜辺。観光客らがジョギングや散歩などを楽むなど、にぎわい始めた9時ごろ、ウミガメが姿を現した。
ビデオを撮る人、カメラのシャッターを押す人、珍しい光景に見とれる人など多くの人が見守る中、無事に産卵を終えたウミガメに、集まった見物人から大きな拍手と歓声が上がった。「ウミガメが安心して産卵をする、この平穏に感謝したい」「こんなに珍しい光景に出合えたことが本当にうれしい」と、拍手を送っていた見物人らは話していた。
産卵された卵は同じくサヌールにあるシンドゥー海岸のウミガメ保全センターのスタッフが保護、現在、ふ化を待っている。産卵したウミガメはアオウミガメという種類で、熱帯・亜熱帯地域の比較的浅い海に生息するという。