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「ハッピーホーリー!」全身が極彩色に 奇祭、「ホーリー祭」がバリ島で恒例化

「ハッピーホーリー!」お祭り騒ぎが大好きなバリ島の人々が色粉をまき散らす

「ハッピーホーリー!」お祭り騒ぎが大好きなバリ島の人々が色粉をまき散らす

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 4月2日、バリ島で色の粉を一心不乱にかけ合う「ホーリー祭」がデンパサールのププタン広場で開催された。

華やかな色の衣装のインド舞踊も大盛況

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 主催はインド大使館(Jl.Raya Puputan 163, Renon,Denpasar)で、今回が2回目の開催となる。

 ホーリー(Holi)は、インド、ネパール、スリランカの春を祝う祭りで、カーストを超えて一心不乱に色粉や色水をかけ合い、顔も身体も街も全てを極彩色にする奇祭だ。インドヒンズーのクリシュナにまつわる伝統行事。悪鬼を追い払い幸福を招くためという説や、豊作祈願という説がある。

 会場となったププタン広場は、バリ島の州都デンパサールの中心地でインド大使館もすぐ近く。バリニーズはじめ、インドネシア人、欧米人、そしてインド人が数千人集まった。集まった人の顔はあっという間にカラフルに。皆、口々に「ハッピーホーリー!」と叫び、国籍、宗教、年齢を超えて思う存分色の粉を投げ合い、全身カラフルに染まりながら盛り上がる。

 インド舞踊や、バリ舞踊のステージもあり、集まった人は皆、熱心に記念撮影をした。

 バリヒンズーはインドヒンズーが源で、インドとはゆかりが深い。そのため近年インドからの観光客が増え続け、特に昨今の増加は著しい。インド人にとってバリ島は宗教上、安心してバカンスを楽しめるのだという。インド料理レストランも増えている。

 バリ島ではこの時期、大学構内などでもホーリー祭が開催される。世界中のヨギーニや、ベジタリアンから愛されるバリ島とインドの共通点は多い。インド大使館は、来年も盛大に開催し、恒例行事にしたいと語る。

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