バリ島でハイビスカスの一種、ロゼラが旬を迎え、市場などではその鮮やかな色で買い物客の目を楽しませている。
バリ島では家庭の庭や小さな空き地でも栽培されているロゼラは、花を咲かせた後、肉厚のガクが種を包んで実のような形になる。これを収穫し、天日干しにしてお茶として楽しむ。摘んだばかりのフレッシュなものをそのままポットに入れ熱湯を注いで楽しむのはシーズンならでは。
しばらく置くと鮮やかな赤いお茶になる。大量に作り、冷やして水代わりに飲む家庭もある。店では乾燥したロゼラも販売しており、同様に楽しめる。独特の酸味があり、蜂蜜を入れることで酸味が苦手な人でも飲みやすくなる。
ロゼラはビタミンCやポリフェノールが豊富で、抗酸化作用による紫外線対策や美白効果が期待できると考えられている。
フレッシュなロゼラを楽しめるのは今の季節ならではだが、乾燥したロゼラはバリ島内のスーパーマーケットで一年中販売されており、土産物としての人気も高い。