
バリ島トゥガラランのレストラン「グリーンクブ」(Jl.Cinta, Br, Jl. Pejengaji, Tegallalng, Gianyar)で8月29日、日本のプロジェクションマッピング企業が手がけた「HIKARIA」が始まった。
福岡県を拠点とし西日本のプロジェクションマッピングのイベントを多く手がけている制作会社「ランハンシャ」と、バリ島とジャカルタを拠点としウェブサイトやアプリのデザイン開発や人材育成などを行っている日系企業「タイムドア・インドネシア」とのコラボから生まれたライトショー・ブランドが「HIKARIA」。
HIKARIAナイトプロジェクションマッピングの舞台となったのは、トゥガラランにあるレストラン「グリーンクブ」。広大な敷地に豊かな自然や田園風景が広がり、スイングなどのアトラクションも楽しめるレストラン。
今回が初の海外進出となったランハンシャ。日本からの専門チームとインドネシア人制作チームによって作り上げられた同ショーは「体験没入型」のアトラクションで、日本やバリ島、世界中の至るところに残る人間の根源的な「アニミズム」の考えに基づき、日本神話の「岩戸開き」の物語をヒントに作り上げた「光と陰」の物語。物語は7つの場面で構成し、その中で繰り広げられる最新テクノロジーの光の芸術が物語の世界観を表現する。それぞれの場面に進むごとに英語、インドネシア語、日本語と絵の説明マッピングがあり、訪れた人は物語を読みながら足を踏み入れ進んでいくことで、物語を体験できるようになっている。
29日のプレオープン式典で、タイムドア・インドネシアの徳永裕社長は「昔、幼かった頃、ホタルを見てとてもワクワクし感動した思い出がある。この場所が多くの人にとって『喜びのホタル』となることを願っている」と話した。
ランハンシャの下田栄一社長は「バリ島の夜の観光と言えば伝統舞踊が有名だが、ここでしか体験することのできない自然と文化とテクノロジーが融合したわれわれのプロジェクションマッピングが、バリ島の新たな夜の観光スポットとなることを期待している」と話した。
営業時間は19時15分~22時30分。チケットは、インドネシア人=大人Rp.24万2,000、子ども(3~12歳)Rp.12万1,000、外国人=大人Rp.42万9,000、子ども(同)Rp.24万2,000。チケットはHIKARIA公式サイトでも扱う。