
バリ島サヌールの「Bali Festival Park」(Jl. Padang Galak No.3, Kesiman denpasar)で8月14日~18日、クラフト、デザイン、文化のイベント「Jia Curated 2025」が開催された。
会場では、インドネシアの伝統的な価値観である「共同の努力」を制作活動に反映し、廃棄素材を再利用する持続可能性を背景に持った職人の作品を展開している。
独特な空間演出を施す同会場は、20年以上放置された廃虚のようなテーマパークとなっている。同イベントは昨年から規模が拡大し、今年の展示は70以上、ブランドは200以上が参加。テーマと内容は、エキシビション(プロダクトデザイン、建築モデル、素材の展示など)、アートトレイル(6つのアートインスタレーション)、建築家によるスケール(24組のインドネシアの建築家によるスケール模型展示)、Waste to Wonder (リサイクル素材を用いた持続可能なデザインの作品展示)、Eat & Drink (バリ島内にあるレストランやベーカリーカフェ、クラフトビール、ジェラートの店など)。
アートトレイルのブースにはウブドから「Gaya ceramic」が参加。リサイクルの粘土を使いバリ女性の儀式用ブラウス、クバヤのレースをモチーフにしたエンボス加工のタイルを展示している。Eat &Drinkのブースでは日本の「Deli Bali」のたこ焼きも販売する。
各ブースではワークショップやトークディスカッションも展開。期間中の夕刻以降は音楽や文化的なパフォーマンスも行われた。