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日本のプロサーフィンツアー 6年ぶりにバリ島開催

優勝した稲葉玲王選手と宮坂麻衣子選手

優勝した稲葉玲王選手と宮坂麻衣子選手

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 日本プロサーフィン連盟のプロツアー「さわかみ S.LEAGUE 24-25 ショートボード第4戦 STワールド・ クラマス ムラサキプロ」が2月25日~28日、ギャニャール県クラマスビーチ(Jl. Pantai Keramas,Blahbatuh,Gianyar)で開催された。

女子ファイナリスト4人(脇田紗良、川合美乃里、中塩佳那、宮坂麻衣子の各選手)

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 日本最高峰のプロサーファーが集結するこのプロツアーは、今シーズン全5戦のうち3戦が終了しており、第4戦がバリ島のクラマスで開催された。バリ島での開催はレギュラーシーズンの大会としては2019年以来6年ぶり、JPSAツアーがS.LEAGUEとしてリニューアル後は初開催となり、関係者はこの日を心待ちにしていた。

 バリ島は一年を通じてワールドクラスの波が立ち世界中のサーファーに愛されている場所で、今回の会場となった東海岸のクラマスも世界大会が頻繁に開催される、サーファーから人気を集めるリーフポイント。

 エントリー選手は14歳~43歳の男女合わせて97人。バリ代表6人も参加し、日本とバリとの親善試合として「バリ・ジャパン・フレンドシップ・マッチ」や「チーム・チャレンジ」が行われた。大会の様子はABEMAで独占生配信され、最終日28日はムラサキスポーツ湘南鵠沼店(神奈川県藤沢市)でパブリックビューイングも行われるなど、日本でも注目を集めた。

 S.LEAGUE関係者は「バリ島で開催する日本の大会は1999年から2019年まで毎年行われてきた。だが、これはとてもまれなケースで、バリサーフィン連盟は同島での外国の単独開催は日本以外の国は受け入れていない。私たちがこうしてバリ島の地で大会が開けるのは、30年近く続いている日本人とバリ人サーファーたちとの長くに渡る友好関係が積み上げてきた軌跡の証し。コロナ禍を経て、今回、6年ぶりに再び開催できたことに本当に感謝している」と話す。

 S.LEAGUEでは日本でも開催中に毎回ビーチクリーンを行っており、その清掃活動に使う袋もビニール袋ではなく、独自に作った「環境に優しい」オリジナルの麻袋を使う。今回も最終日の28日、ファイナル戦が始まる前の朝7時より、日本から持ってきた麻袋を使って選手や関係者がビーチクリーンを行った。

 結果、男子ではパリオリンピック日本代表の稲葉玲王選手がツアー戦と親善試合のダブル優勝を果たし、女子は宮坂麻衣子選手が2019年に続く6年越しの連覇を果たした。

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