バリ島サヌールにあるフットサル会場で9月1日、地元の体操教室主催の日本の体力測定イベントが開催された。
インドネシアに住む人たちの近年の生活スタイルは運動量が少ないため、大人も含め運動不足の子どもが多く、生活習慣病が増加傾向にあるとされる。これを受け、地元の体操教室「フィットチャレンジ」が大阪産業大学スポーツ健康学部講師の谷本英彰さん協力の下、体育プログラムの提供とインドネシアの体育に関わる指導者の育成を目的に開いた。
当日は、谷本さんと共に海外研修のためバリ島を訪れた同学部生7人がサポート役として加わった。20人の参加者は8種目から成る日本の体力測定や運動能力を向上させる頭と体を使ったゲームなどを行った。
谷本さんは「今回の参加者は基礎的な体力・運動能力がしっかり備わっている子どもが多い。向上心の高い子どももいて、うれしかった。ただ、動きの巧みさに関しては課題のある子どもが多かったように感じたので、巧緻性を高めることができれば多方面で活躍するスポーツ選手になれる可能性もあると感じた」と話す。
参加者は、数値で表される測定結果で友達と競い合ったり、複数回測定することで自身の記録の伸びを実感したりしながら、一つ一つの種目に楽しく取り組んでいた。