日本のNPO法人「海さくら」とバリ島の地元ごみボランティア団体がコラボし、日本では「海の日」に当たる7月14日、ビーチクリーンイベント「ブルーサンタ」を行った。
ブルーサンタは江ノ島(神奈川県)でビーチクリーンを行うNPO法人「海さくら」と、海洋問題や社会課題に取り組む日本財団が中心となり、「海と日本PROJECT」の一環で行うごみ拾いイベント。2016年に江ノ島で始まり、青いサンタクロースのTシャツとサンタ帽がトレードマーク。今年は6月15日~7月31日、北海道から沖縄まで日本全国368カ所で開催(予定含む)。昨年から海外7カ国でも実施されている。
当日早朝6時30分、バリ島のデンパサール、ビアウンビーチにはブルーサンタのTシャツと帽子をかぶった2つの地元ごみボランティア団体(クリーンアップバリとブミキタ)が集まり、合同ビーチクリーンを行った。
バリ島では前日が女神サラスワティを祭る祭日で、ビーチクリーンが行われた翌日曜は「バニュピナロ」という祭日に当たる。この日は海や川で身を清め祈ることで女神サラスワティの加護があるとされることから、ボランティア団体ブミキタのメンバーは早朝に訪れて祈りを捧げていた。
今回参加したクリーンアップバリのマハサラスワティ大学の学生メンバーは「日本のごみボランティア団体と、こうしてコラボができるのは同じ目標を持つ仲間としてとてもうれしい」と話していた。