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バリ島ヌサドゥアで国際会議「世界水フォーラム」 日本人高校生も参加

世界水フォーラムの日本パビリオン

世界水フォーラムの日本パビリオン

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 バリ島ヌサドゥアのコンベンションセンターで5月20日~25日まで開催された国際会議「第10回世界水フォーラム(WWF)」に、福岡県在住の高校1年生が「九州大学うみつなぎチーム」と共に参加した。

日本パビリオンの壇上に上がり発表をする田中佑樹さん

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 世界水フォーラムは世界各国の政府機関や国際機関、専門家、学者、起業家、NGOなどの分野の人たちが3年に一度集まり、世界規模で深刻化が懸念される水と衛生に関わる水環境を取り巻くさまざまな問題や取り組みを話し合い、幅広い知識や経験、実践を共有する国際会議。10回目となる今回はバリ島のヌサドゥアで開かれ、今年はイーロンマスクさんも出席したことでも注目を集めた。

 日本からも、水関連の技術・サービス、取り組みを行っている官民合わせて13団体が参加。日本パビリオンのブースでは、参加団体による技術・実績などのPRを目的とした出展や動画上映、プレゼンテーションなどを行った。参加団体の一つである「九州大学うみつなぎ」は、日本財団~海と日本プロジェクト~の一環として、福岡の海や自然をフィールドに持続可能な循環系社会と海ごみ問題をテーマに活動している団体。開催中の21日、展示発表を行った。

 同チームには、福岡県の私立学校リンデンホールスクール中高学部の高校1年・田中佑樹さんがメンバーとして参加。登壇して、英語でプレゼンテーションを行った。田中さんは地元・久留米と筑後川の歴史や恩恵、水害についてのほか、筑後川で50種類以上の魚が絶滅の危機にひんしていることなどを説明し、地域産業や生活者にとって大切な川を守り、次の世代に継承し続けることの大切さを訴えた。プレゼンテーション後のトークセッションでは、参加者からの質疑応答にも答えた。

 引率した福村梨咲教諭は「世界水フォーラムという大舞台だったが、田中さんははっきりと分かりやすく発表していた。世界各国の観客が興味を持ち、最後のトークセッションではいろいろな質問やコメントを聞け、世界中の若者たちともアイデアを交わし合うなど貴重な体験になったはず。今回の学びを生かしたこれからの活動が楽しみ」と期待を込める。

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