バリ島サヌールのムルタサリビーチ近くにあるヨガスクール「Yoga Systems Hartha Yoga School」(Gg12 No12, Sanur)内に1月、山中一子さんが主宰する陶芸教室がレノンから移転した。
山中さんは日本にいたころ、萩本欽一さんのテレビ番組「ドキド欽ちゃんスピリッツ」やCMなどに出演し芸能活動をしていた。その後、国際結婚をして、バリ島に来てから20年以上、大手旅行会社で働くユニークな経歴の持ち主。現在は陶芸の他、子どもたちにロッキングダンスや器械体操も教えている。
一般的な技法ではタブーとされることを試したり、クサンバの天然塩やシナモン、米やバリ島のビーチの砂など、さまざまなものを土に混ぜて作ったりするなど、好奇心とチャレンジ精神が旺盛だという山中さん。山中さんが主宰する陶芸教室では形や技法にこだわらず、「自分の感覚を大事にする」ことを重視しているという。
陶芸教室で使う土はバリ島のタバナン県で取れたものを使い、色をつける釉薬(ゆうやく)は全てオーストラリアから輸入したものを使っている。最後の「焼き」に使う窯はギャニャール県にあるという。
移転初日の陶芸教室では前回のクラスで成型した作品に、釉薬を使い色を付けていく。この日は途中でインドチャイのサービスもあり、参加者は終始和やかな雰囲気の中で作品作りに取り組んだ。
ヨガスクールは土壌を守ることの大切さを伝える活動「SAVE SOILD」にも取り組む。山中さんは「このような平和な空気感が流れる場所に移転し、陶芸教室ができることは本当にうれしい。まさに『土』でつながった縁に感謝」と話す。
陶芸教室は木曜11時~13時(ワークショップの希望があれば木曜以外でも応相談)。