バリ島クタ地区のデウィスリ通りに1月21日、日本の「コメダ珈琲店」(Jl.Dewi Sri No.180K, Legian Kuta)がインドネシア初となる1号店をオープンし、同日、記念式典を開いた。
コーヒーとモーニング、ボリューム感のあるフードメニューが特徴のコメダ珈琲店。名古屋発祥の同店は日本国内だけで900店舗以上あり、中国、台湾、香港、上海など海外にも進出している。5地域目となったのがインドネシア。東南アジアでは初となるインドネシアで1号店がオープンした。席数は94席で、全席禁煙。
同店がバリ島にオープンするという情報は、建物が建設される前から在住日本人の間で話題になっていた。メニューは全て日本と同じ。さらにバリ島の飲食店では珍しく飲料水の無料サービスがあるのも日本と同じ。提供する飲料水は「高性能」の浄水器を日本から持ち込んで使っているという。オープニングスタッフの主要メンバーは日本で2カ月間、トレーニングを受けてきた。
オープン当日は、招待客を招き午前中からオープニング記念式典を行った。バリ島らしくバリ舞踊の歓迎の舞で始まり、日本から駆け付けた甘利祐一社長があいさつし、続いて臼井興胤会長が音頭を取りアイスコーヒーで乾杯した。関係者によるテープカットの後、同店の現地スタッフも加わったバンド演奏があり、サプライズゲストとしてバリ島にゆかりのある「シャ乱Q」のハタケさんが登場し、式典は盛り上がりを見せた。式典後の15時~20時、一般客を迎えて初の営業を行った。
甘利社長は「数年前に家族で旅行に訪れたバリ島で、インドネシア1号店をオープンできて大変うれしい。コメダ珈琲は1967年に名古屋で誕生した伝統ある日本の喫茶店。日本のおもてなし文化をお届けできる、くつろぎの空間をバリ島の皆さまに提供したい。皆さまと共に繁盛店にしていくので、よろしくお願いします」と述べた。
営業時間は7時~23時(1月27日までは20時まで)。