バリ島で最も大規模な祭事で重要な行事であるバリヒンドゥー教の儀式ガルンガン(Galungan)が1月4日に行われた。
ガルンガンは210日ごとに巡ってくる日本のお盆のようなもので、先祖や神々の霊が、それぞれ生まれ故郷に戻るのを祝う日。
親族は、帰ってくる霊の目印になるための「ベンジョール」という高い竹に花やヤシの葉で飾り付けをした装飾棒を家の門の右側に立たせる。
ガルンガン当日、女性たちは民族衣装のクバヤで正装し家の寺から村の寺、先祖の寺に果物やお菓子の供え物を持って午前中から寺を巡り、参拝から帰宅した後はラワールやサテなどの手料理で親戚や友人をもてなす。
ガルンガンの10日後、1月14日のクニンガンは、地上に降り立った神々や先祖霊が天界に帰る日とされており、午前中に家寺や村の寺に祈りを捧げ、この日でガルンガン、クニンガンの行事は終了となる。べンジョールは35日間立てたままにする。