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バリ島の世界遺産・バトゥール山で「国際山岳デー」に清掃活動

山頂での記念撮影

山頂での記念撮影

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 「国際山岳デー」の12月11日、ごみ拾いボランティア団体の「Bumi Kita」と「Planet Lovers」が世界遺産のバトゥール山に登り清掃活動を行った。

山頂で高僧と共に祈祷

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 バリ島北東部に位置する活火山のバトゥール山(1717メートル)とバトゥール湖は世界遺産に指定され、地球のポータルチャクラの場所とも言われ聖なるスポットとしても知られている。標高もそれほど高くなく比較的登りやすいことから毎年多くの登山客がこの山を訪れる。

 人が多く立ち入る場所はごみ問題が必ず発生する。そのため地元のごみボランティア団体は毎年世界山岳デーのこの日に合わせバリ島の山に登り清掃活動を行っている。
今年はバトゥール山で2つのごみボランティア団体(「Bumi Kita」と「Planet Lovers」)のメンバー17人が参加。早朝4時に登山口を出発した彼らは6時前には山頂に到着し日の出を待つ。今回のメンバーの中にはバリヒンズー教の高僧も参加しており、山頂にある山の神を祭る祠の前で皆で祈祷。その後、山頂での清掃活動を行った。

 「自分たちが持ってきたごみは持ち帰り、ここに捨てられているプラスチックごみは拾い、この素晴らしい聖なる場所をきれいにしよう。」とボランティアのリーダーであるアクサラさんが呼びかけ、山頂での清掃活動が開始された。そして一行はそのままゴミ拾いをしながら下山した。

 バリ島のごみ問題は深刻さを増しているが、一方で清掃ボランティア活動をする人たちも増えている。

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