日本で彼岸を迎えている9月24日、バリ島の日本人会が3年ぶりとなる盆踊大会をデンパサールのホンコンガーデン・レストラン（Jl. Bypass Ngurah Rai, Kesiman Denpasar）で開催し、前売りのみの入場券は全て完売し、2500人が来場した。

バリYOSAKOI祭りの出場チーム

　盆踊り大会の中で人気イベントの一つとして恒例となっているのが、今年で4回目となった「バリ・YOSAKOI祭り」。今回は前回よりも多い10組の地元高校や大学のダンスチームがコンテストに出場。どのチームも日本のよさこい踊りにバリの伝統舞踊を取り入れたパフォーマンスを披露。審査の結果、デンパサール第8高校が今年の「よさこい大賞」に選ばれた。

　他に、日本人補習校和太鼓クラブの演奏や琉球古武術のデモンストレーション、コスプレ大会なども行われた。室内会場では輪投げ、射的、アニメグッズ販売や浴衣のレンタル着付ブース、無料健康チェックのブースなどがあり、野外会場では日本の祭りで見かけるヨーヨー、スーパーボールすくい、金魚すくい、お好み焼き、たこ焼きの他、すし、カレーライス、和菓子、韓国料理、イタリア料理など多くの飲食店が参加しにぎわいを見せた。

　出席した勝又晴美在デンパサール日本総領事は「今日は天気にも恵まれ、3年ぶりの盆踊り大会がこうして開催できて大変うれしい。どうぞ楽しいひとときを存分にお楽しみください」と来場者へ呼びかけた。

　イベント関係者は「久しぶりの開催ということもあり不安はあったが、こうしてたくさんの方に来ていただき本当にうれしい」と話す。来場者は、在住日本人のみならず、多くの地元インドネシア人や在住外国人など国際色豊か。バリ島で行われた日本の伝統イベントは盛況のうちに終わった。