バリ島のグリーンスクールに通う7年生と9年生の姉弟が展開するプロジェクト「Nalu」が1月27日、バリ島キンタマニエリアの新小学1年生の児童に制服をプレゼントした。
ダリさんとフィン君姉弟はバリ島のグリーンスクールに通いながら2011年から、カジュアルファッションのブランドとして「Nalu」を展開している。
バリ島では公立学校に通うため制服の着用が義務付けられている。制服を買うことができない家庭の子どもは学校に通うことができない。姉弟はインドネシアとインドに独自の縫製工場を持ち、ブティックを経営し、商品を販売した利益で貧しい家庭の子どもたちに制服をプレゼントしている。
「寄付金を集めるのではなく、自らビジネスを展開することで雇用を生み利益を生み出す。そしてその利益で制服を必要としている子どもたちに寄付をする。これは持続可能な社会貢献」と姉弟の父のVismai Schonfelderさん。
「Nalu」の活動は現在、グリーンスクールの選択科目の一つになっている。キンタマーニの小学校を訪れた姉弟とグリーンスクールスクールの生徒たちが手渡した制服は98人分。制服だけでなく、体操服やスポーツタオルもプレゼントした。受け取った児童はすぐに新しい制服に着替え、会場には喜びの笑顔があふれた。