ウブドにあるホテル「プラナ・スイート・ウブド」(Jl.Raya Pengosekan, Ubud)で仏教のウエサク祭の5月16日、「バリワリ」芸術グループがダンスパフォーマンスを行った。
イスラム教のレバラン連休に次ぎ、今年はウエサク祭の祝日が月曜だったことから連休が続くインドネシア。そのため、国内外からの観光客が増え、にぎわいを取り戻しつつあるバリ島。
今回のパフォーマンスはバリ島のホテルではなじみのあるディナースタイルで、観客はディナーを楽しみながら本格的な舞踊を鑑賞することができる。演目は歓迎の踊り「ペンデッ」で始まり、バリス、マルガパティ、ジャウック(仮面舞踊)と1時間半に及ぶパフォーマンスは盛況のうち終了した。
「バリワリ」は、日本人バリ舞踊家の中谷かおるさんがまとめ役となり、舞踊、音楽、写真、映像、絵画、彫刻などマルチにアートと関わり活動をしている芸術グループ。メンバーはインドネシア芸術大学の教授、教師、アーティスト、学生から成るグループで、世代も小学生から60代まで幅広い。
中谷さんは「コロナ禍では、バーチャルでの映像発信が主な活動になっていた。レバラン明けより徐々にホテルからの依頼を受け公演をする機会も増えて、バリ島に観光客が少しずつ戻ってきているのを実感している」と話す。
今後は観光客の多い時期を中心に、不定期ながら同様の公演を行っていく予定。