1カ月間続いたイスラム教の断食明けを祝い、ウブド王宮所有のホテル「ロイヤル・ピタマハ」(Kedewatan, Ubud)では期間限定の特別プラン「ラマダン・パッケージ」を4月28日~5月8日、販売する。
インドネシアは国民の約90%をイスラム教徒が占めるイスラム教国家。そのため「断食期間(ラマダン)と断食明けの大祭(イドゥルフィトリ)」は国内で最も重要な宗教行事の一つ。2022年の断食は4月1日~5月1日の1カ月間。イスラム教徒は断食明けの大祭を家族で祝う習慣があることから、この時期は多くの人が帰省をするため祝日(連休)となる。今年は新型コロナウイルス関連の規制が緩和され国内の移動がしやすくなったことから、バリ島に多くの国内観光客が訪れることが予想され、島内のホテルでは期間限定のラマダン特別プランを用意するところも多い。
ウブド王家一族、プリアタン王家のロイヤルファミリーに嫁ぎ、ホテルでは主に日本人ゲストを長年アテンドしているマンデラ・けい子さんは「コロナ禍という今までに経験したことのない先の見えない時を過ごし、それは苦しくもあったが、そこから学んだことも新たな発見もあった。お客さまが少しずつ動き出し、2年の眠りからバリ島も目覚めようとしている。若いスタッフたちと力を合わせ、お客さまを心からお迎えしたい。皆さまとお会いできることを楽しみにしている。それが復興していく観光業の方々の力になるのでは」と思いを話す。
セールス担当のウィジャナさんは「この特別プランはイスラム教徒以外の方でも利用できる。料金もインドネシア人、在住外国人、外国人観光客共に一律なので、この機会に利用いただければ」と話す。
2泊3日、ラマダン・パッケージ特別プランは434万5,000ルピア(サービス料+税金込み=約3万9,000円)で、デラックス・プールヴィラ2泊(1室2人)到着時のアフタヌーンティー、朝食2回、セットディナー1回(ドリンク別)などが含まれる。