ここ数年フランス、イギリスでヒットした大人の塗り絵「アートセラピー・シリーズ」のバリ版が昨年12月28日、発売された。
眺めるだけでも美しい緻密なデザインに自由に色付けしていく作業と仕上がった時の達成感に「アンチストレスの効果がある」という。
「バリ島」「バティック」などをモチーフにした同書。クタのバイパス沿い、シンパンシウールにあるグラメディアは大人用の塗り絵コーナーを特別に設けている。サンプル・ブックにカラーペンを用意し、足を止めて塗り絵を試す客も多い。
同書では、「バリ・ダンス」や聖獣「バロン」、神様への供える花「チヤナン」など、バリ・ヒンズー教がモチーフになったものが多い。ハスの花やフランジパ二も緻密な花模様となりバリ・テイストの塗り絵になっている。
インドネシア伝統のろうけつ染め「バティック」がモチーフになったものでは、伝統模様が並び、後ろに模様の説明もある。
これらの塗り絵は、大きめなものと、携帯用の小さめなものなどいくつかのサイズがあり、中にはカレンダーやポストカードになっているものもある。