サヌールのGriya Santrian Hotel (Jl. Danau Tamblingan no 47)のギャラリーで I Made Wiradanaさんの個展が10月31日まで開催されている。
小学生の時から絵を描くことが何よりも好きだったWiradanaさんはバリ島の首都デンパサール出身で、Indonesia Institute of the Art, Yogyakartaに5年間就学。1989年から10年間はグループ展に出品。1999年から現在に至るまでベルギー、インドなどの国外も含め個展を開いている。1995年のPhilip Morris Art Awardsが最初の受賞。その後も数々の受賞に輝く。今年2月には香港で行われたAsian Art Biennialで金賞を受賞した。
スラウェシ島南部マロシ地区、Leang Leang洞窟の約4万年前の旧石器時代の絵画からインスピレーションを受けたという独特の画風は、キャンバスに和紙を貼りその上にアクリル画材を塗ることから始まり、インクを用いた「線」で全てを表現する。今回の個展のタイトルは「Sensibility Line」(感情線)。
「絵画が人生の全て。絵画によって生活も支えられている。毎日アトリエで絵を描き続けている」と話すWiradanaさんは3人の父親でもある。
ギャラリーの営業時間は10時~18時。