バリ島サヌール地区の大通りで2月14日、屋台の焼き肉店「Yakama」(Jl. Danau Poso no 45, Sanur)が営業を始め、ローカル客を中心に人気を集めている。
オーナーはバリ人のSuryaさんで、「良心的な価格でバリニーズにも焼き肉としゃぶしゃぶを楽しんでほしい」と営業を始めた。父親が長年、日本とインドネシアの貿易業を経営していたことから、Suryaさん自身も幼いころから日本文化に精通し、流ちょうな日本語を話す。
ここ数年は所得の上昇から日本を訪れるインドネシア人が急増。それに合わせるようにバリニーズの間でも日本料理が流行している。
同店は日本料理の焼き肉としゃぶしゃぶをインドネシア人向けにアレンジ。焼き肉のたれはブラックペッパーソースとBBQソース、しゃぶしゃぶはトムヤムクンをベースにしている。
日本らしさをアピールするため、屋台となる軽トラックには桜模様をデザインした。グループで訪れるローカル客たちは使い慣れない箸で肉を焼き、笑い声が絶えない。常連客のTutiさんは「ゆったりした雰囲気で、友人たちと仕事の後にくつろぐのにピッタリ。本格的な焼き肉店は高級過ぎて行けないが、ここなら毎週仲間と集まっておなかいっぱいになれる」と話す。
価格は鶏肉1皿1万ルピア、牛肉2万ルピア、エビ・イカ各1万5,000ルピア。ご飯と飲料水も含まれるセットメニューも提供する。
営業時間は17時~23時。