バリ島のカランガッサム地区に1月、簡易図書館がオープンした。アグン山噴火の避難住民の子どもたちへの支援の一環。
簡易図書館(UPTD Pertanian Rendang.Jl. Besakih,Desa Rendang,Kecamatan Rendang,Kab Ka-rangasem)を開設したのはPalang Merah Indonesia(PMI 赤十字インドネシア)のメンバー。同団体副支部長のGEDEさんは「避難生活を続ける人たちの立場に立って支援を続けようと、このプロジェクトをスタートした」と話す。
避難住民の子どもたちは現在、小学生125人、中学生30人、高校生50人と幼い子ども15人。9月下旬に始まった避難生活を少しでも明るく、子どもたちの手助けになろうという趣旨だ。 「少しでも多くの本を用意したい。そのために新品、中古本にかかわらず本の寄付を募っている。子どもたちは日本語が読めないが、日本のコミックは特に人気」と同団体のスタッフらは話す。
同館開設を知ったバリ島内のインターナショナルスクールでは、まだ読める本の寄付の呼び掛けを始めるなど、活動の輪が広がっている。