バリ島東部の村デサバンに加工場があるカシューナッツメーカー「イーストバリカシューズ」の製品を販売し、バリ島の生活困難な村の子どもたちを支援しようと、日本の若者らがプロジェクトをスタートした。5月26日に発表した。
バリ島の子どもたちを支援しようと集まった大学生・社会人12人で組織した「バグースジャパン」が運営する同プロジェクト。イーストバリカシューズの製品を販売し、その利益で同社が運営する託児所の子どもたちを支援することを目的としている。
同社はバリ島東部の貧困エリアで、地元の特産品であるカシューナッツを使って製品化し、雇用を創出することを目的としている。2014年からは加工場で働く女性たちのために託児所を開設、2015年にはアメリカでACE優良中小企業賞を受賞するなどしている。
同社の製品は無添加、グルテンフリーで、加工場では女性らが手作業で殻をむき、味付けを行っている。同製品を日本で販売する秀の佐藤社長はバグースジャパンのメンバーらの活動を支援、「カシューナッツを通じてバリ島の子どもたちに役立ちたい」と話す。
同プロジェクトではファーマーズマーケットやマルシェなどで同製品を販売し、9月にバリ島で子どもたちにプレゼントを渡し交流を予定している。