バリ島南部のビーチリゾートサヌール地区の寺院「Kahyangan kuburan Medura」で5月20日、大蛇が発見された。
地域の火葬が行われる同寺院の屋根で発見され、住民らが集まり大きな騒ぎとなった。一元論が信仰の根底であるバリ・ヒンズー教徒は「全てのものは神の存在」と考える。集まった村人らは「この蛇も寺院の守護神に違いない」と話し見守っていたが、駆け付けた村の警備員らによって捕獲された。
捕獲した警備員マデさんは「住民の安全のために捕獲した。計測したところ4メートルを超える大きさの大蛇」と話す。
捕獲された大蛇は、通報によって駆け付けた地域防災局=BPBD(Badan Penanggulangan Bencana Daerah)の職員に引き取られた。
バリ島ではニシキヘビなど大型の蛇に人や家畜が襲われる被害が少なくないため、警戒を呼び掛けている。