バリ島東南部のクルンクン県クサンバ村で現在、伝統的な製法の塩作りが最盛期を迎えている。
同村の船着場近くに残る3軒の塩田では今も伝統的な天日乾燥による塩作りが行われている。海岸の黒砂をならし、砂の上に海水をまく。海水をたっぷり含んだ海水は太陽熱で結晶をつくる。結晶を水にさらし、ろ過しながら濃い塩水を作り、最後に天日で乾燥させると真っ白な粗塩ができる。
炎天下の下、海水をくみ上げ、天秤棒につけられた容器で何度も運んで撒く作業はかなりの重労働だ。
塩づくりは一年中行われるが、本格的な乾季に入った今のシーズンが作業の最盛期となる。作業場は誰でも訪れることができ、働く女性たちが温かい笑顔で迎える。その場で塩を購入することも可能。
価格は1キロ1万ルピア~。