バリ島サヌール地区のカウ村役場で5月10日、満月に祈りをささげる儀式が執り行われた。
バリヒンズー教徒が全体の7割を占めるバリ島では、教えにのっとり、新月と満月には島の至る所で祈りの儀式を行う。儀式の日には特別な供え物や飾り付けのために、多くのバリニーズたちが準備に追われる。
学校も例外ではなく、子どもたちは祈りのための線香や花を手に、伝統的な民族衣装を身に着けて登校する。近年、バリ島では急速にイスラム教徒が増え、2016年末現在ではおよそ7割まで減少した。それでもバリ島民の日常生活はバリヒンズーの教えに従う行事や儀式によって成り立っている。
この日は同村役場で盛大な儀式が執り行われ、多くの村人が参加し、浄化の祈りをささげた。