バリ・ヒンズー教のサカ暦の大みそかに当たる3月27日、恒例の「オゴオゴ祭り」がバリ島全域で行われた。
バリ島では島民のおよそ90%がバリ・ヒンズー教を信仰し、その慣習に従って生活を送っている。中でも「ニュピ」と呼ばれる新年と、その前日の「オゴオゴ祭り」は重要な行事で、人々は長い時間をかけ、学校や村ごとに大きなオゴオゴ人形を作り、迫力やアイデア、大きさを競う。大みそかには悪霊の化身であるオゴオゴ人形を引き回し、町中を練り歩き、町を清め、新年を迎える。
このオゴオゴ祭りはバリ島独自の文化として観光客にも人気があり、島内の町や広場、大きな通りはオゴオゴパレードを一目見ようと多くの客でにぎわった。