バリ島で活躍する女性ボランティア団体「BIWA(Bali International Women's Association)」が1月17日、デンパサール地区の特別養護老人ホーム「Panti Jompo」を訪問した。
同施設はバリ州立の特別養護老人ホームで、現在51人の高齢者が入居している。身寄りがない、または経済的な理由から親族が介護不可能な高齢者のために開設されたが、中には高齢者ではないが受け入れ先がなく、自治体からの要請で入居を許可されている障がい者もいるという。
バリ島ではインドネシア語が広く一般的に使われているが、入居者の中にはバリ島古来の言語であるバリ語しか話さない高齢者も少なくない。「会話が成り立たないこともあるが、笑顔を通して気持ちは通じる」とBIWAのメンバーは話す。
バリ島内ではシンガラジャ地区にも同様の州立特別養護老人ホームがあるが、その存在そのものがあまり知られていないため、知名度の高い女性ボランティア団体であるBIWAが訪問することでより多くの支援を得たい考えだ。
BIWAでは今後も月に1度の訪問を予定している。