バリ島キンタマーニ高原のバトゥール湖周辺で12月10日・11日の2日間、植樹祭「Bali Re-forestation Festival 2016」が開催された。
主催はNPOアジア植林友好協会( NPO AGFN )とバリ緑化協会(YBHL)で、今年で8回目。インドネシア政府「10億本植樹計画」の一環として行われており、今年はNPO AGFN とYBHLの友好締結10周年を記念する年でもある。当初は植林関係者による小さな活動だったが、2009年から地元の高校や大学、バリ州の森林局、在デンパサール日本国総領事館、バリ森会、自然保全会らと連携するなど、大きな広がりを見せている。
2007年から2015年までに植えた苗は85.58ヘクタールの地域に5万3340本、今年は400人が参加し6500本の苗を植えた。
NPO AGFN 代表理事の宮崎林司(りんじ)さんによれば、バリ島の森林面積は現在、総面積の22.59%にすぎない。この活動を通じて地元の人に植林文化を伝え、森林面積を30%以上に取り戻したい考え。
同イベントに参加したグリーンスクールの高校生、三反田祥哉さんは「今回の植林場所は溶岩が流れたような場所だった。そんな場所にも植林できることがすごいと思った」と話していた。