バリ島の柔道ホール「仙石インターナショナル柔道ホール(Sengoku International Judo hall)」(ギャニャール県)館長で柔道指導家の仙石常雄さんが11月、瑞宝双光章を受勲した。
受勲は、仙石さんがインドネシアでの柔道の普及に尽力したことが認められたため。仙石さんは元警視庁柔道師範。1977年から2年3カ月間、国際交流基金の派遣でインドネシアでの柔道指導に携わる。その後、2005年から2年間、再びJICA派遣員としてインドンネシアに赴任した。その際にバリ島の子どもらのキラキラ光る眼差しと明るさが心に残り、バリ島移住を決意した。
「日本文化である柔道で人と人、心と心をつなぎたい」との思いから、2007年に「仙石インターナショナル柔道ホール」を開き、以来、バリ島の子どもたちの指導に当たっている。
4年前からはバリ島の子どもたちを日本で開催される国際柔道親善試合に参加させるなど、さらに活動を広げている。
仙石さんは9月、外務大臣表彰も受賞している。