バリ島近海のアマダイが旬を迎えている。
アマダイはスズキ目に属する。赤みがかったピンク色の魚体と大きな目が特徴。漢字で「甘鯛」と書くが、タイの仲間ではない。インド太平洋に生息し、インドネシア周辺でも高い漁獲量を誇る。
日本では「グジ」と呼ばれる高級魚として知られ、山口県が国内での漁獲量1位を誇っている。
バリ島近海では6月~7月がタイ漁の最盛期。時を同じくしてアマダイも多く水揚げされる。バリ島の繁華街クタにある日本料理店「竹 JAPANESE RESTAURANT」は毎晩多くの客でにぎわう人気店。同店のカウンターにある食材の陳列コーナーにも他の新鮮な食材とともにアマダイが並ぶ。高級食材として知られるアマダイを手頃な価格で楽しめるとあって、訪れた多くの日本人客が注文している。
「アマダイは身が柔らかいので、酒蒸しにして食べるのがお勧め」と同店オーナーの岡本さんは話す。