バリ島で5月28日、バリ、ジャカルタ、スラバヤ在住のテニスプレーヤーにより試合が行われた。今年で14回目となる「三都市親善スポーツ大会」の一環。テニス部門の試合会場はヌサドゥア地区のホテル・ニッコー・リゾート/Grand Nikko Bali(JL. Raya Nusa Dua Selatan Nusa Dua)。
コート3面を使い、男子ダブルス12試合、女子ダブルス3試合、男女ミックス9試合の計24試合が行われた結果、ジャカルタチームが優勝。ジャカルタチームは今回で14回連続優勝を果たしている。
「三都市親善スポーツ大会」は、2002年のバリ島爆弾テロ事件直後、観光客が激減したバリ島の活気を取り戻すための策としてバリ日本人会が企画。ジャカルタとスラバヤの日本人会にバリ島でのスポーツ大会への参加を依頼し、翌2003年、「頑張ろう バリ」を合言葉に、ジャカルタ、スラバヤの選手を招いてテニスとサッカーの大会を実現した。
大会は毎年の恒例行事となり、バリ、ジャカルタ、スラバヤの日本人会が共同主催する三都市対抗スポーツ大会に落ち着いた。現在はテニス、ソフトボール、サッカー、ゴルフ、バドミントンの5部門で開催している。
今年は「頑張ろう!みんな、応援しよう熊本!九州」をスローガンに、試合後の懇親会会場に、熊本の震災を支援するための義援金ボックスを設けた。日本人会から赤十字などを通じて送る。
1回目から参加しているジンバランの本田理恵さんは「大会のためにバリ島まで来てくださるジャカルタ、スラバヤの方たちに感謝。継続していくことは大変だが、大会を重ねるごとに絆が深まり、試合後の懇親会も盛り上がる。若い世代の新しい参加者が増え、末永く継続していけば」と期待を込める。
バリ島各所に、大型ホテル施設のテニスコートや公共のテニスコートが複数存在することもあり、テニス愛好家は多い。バリ日本人会では来年の大会参加者を募集している。